音楽:幻惑

を聴いている。

椿屋四重奏は最高のバンドだった。

しかし凋落も早くメジャーに出てすぐ迷走し始める。

カタカナ、英語を多用しとりあえずモテればいいとしか見えない様な無様なスタイルに成り下がる。

この時のショックと言ったらなかったな…

バンドとは聴くものを写す鏡だと思っている。

その音楽性はもちろん、その姿勢こだわりファッション…すべてが重要なファクター。

その一つだけでも良ければ好きになる事はあるが椿屋はその全てが私の超どストライクど真ん中超ホームラン級のバンドだった。

荒削りな音、声、日本語のみで綴られた甘美な歌詞世界、赤と黒の一貫した美意識も…

それ故違う方向へ変わってゆく彼らが許せず「ボーカルがイケメン」と言う理由により人気が出てくる事に嫉妬し聴かなくなる。

そのうちに解散してしまい私の血をたぎらせた椿屋四重奏は永遠に帰ってこなくなった。

しかしながら先日先輩から大量にもらった音楽データの中に不覚にも椿屋のベストが入っており思わず聴き始めたらやはり最近の曲もなかなかどうしてこれが良く最近の私のウォークマンを賑わせているのは言うまでもない。

とまあこんな感じで書いていこうと思います。